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硬化前の発泡ウレタンを溶かす、ウレタン汚れの洗浄剤。

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発泡ウレタン用の洗浄液とは何か。サブの商品にお金は掛けたくないですが、発泡ウレタンで周囲が汚れた場合を考えると、養生が基本。発泡ウレタンクリーナーは買っておいても損はないのか。

発泡ウレタンスプレー缶を使うなら、ウレタン用洗浄液という名脇役の存在だけでも知っておく方がいい。とは言っても発泡ウレタンは固まってしまうと溶剤でも硬質ウレタンを溶かすことはできない。

発泡ウレタンの洗浄液は固まる前の発泡ウレタンを溶かすものだが、これを代用するなら効き目はだいぶ弱いものの車用のパーツクリーナーでもウレタン溶解洗浄でどうにか使えることもある(あまりお勧めではないが)。

発泡ウレタンは固まると溶剤では溶けない。これを前提に発泡ウレタンの作業では、養生やマスキングは基本中の基本。

映画でもドラマもまさに名脇役あっての主役。発泡ウレタンスプレー缶の脇役である洗浄液「クリーナー」という商品について解説しておきたい。

発泡ウレタンをカタログ販売するような通販業者やホームセンターなどの店員にウレタン洗浄液のことを聞いても、まず、詳しいことは知らない。

知っていた場合は『発泡ウレタンを溶かすもの』と答えるだろう。こんなありきたりの事しか教えてくれない。

そもそも、何で発泡ウレタン用のクリーナーという製品が売られているのか。

発泡ウレタンスプレーという材料は使い慣れれば洗浄液は不要。本当なのか?誤解なのか?

実際に発泡ウレタンスプレーを使ってみると中断後にノズルが詰まることがある。ただし、発泡ウレタンスプレー缶は速乾するようなものではないので焦る必要はない。

また、仮にノズルが固まってしまっても、針金とかで突いて固化物を取り除き、ノズル内部が貫通すれば一応OKだ。

要するに、発泡ウレタン汚れは水洗いできないが、ノズル類の固化ならどうにか取り除ける。焦る必要はない。

しかし、専用吐出ガンが発泡で詰まった時は少し厄介だが、それでも直ぐ廃棄するのは勿体ない。エアータイト正規品の金属製モデルならば分解してメンテナンスも可能。修復できる。

こう考えると、発泡ウレタン用のクリーナーはノズル類の洗浄と言うより、専用吐出ガンの内部クリーニングで必要になると考えて欲しい。

  1. クリーナーは固まる前のウレタンフォームを溶かせる溶剤。
  2. クリーナーは主成分がアセトンなどの溶剤で脱脂の効果もある。
  3. クリーナーは直接噴霧やガン装着やウエスに染み込ませて使う。
  4. クリーナーは溶剤なので換気するか屋外で使用した方がいい。

発泡ウレタン用のクリーナー『エアータイトクリーナー』は発泡ウレタンを使用した直後の付属ノズルを綺麗にしたり、専用吐出ガン内部を綺麗にしたり、飛び散ったウレタンを綺麗にしたり、こういった目的で使用できるもの。

何れにしても、発泡ウレタンスプレー缶の癖を学び、周囲を汚さず、上手な発泡施工さえできるようになれば、発泡ウレタン用の洗浄液は必要の無いアイテムでもある。

発泡ウレタンクリーナーを徹底解説できる業者はいない。きちんと説明して販売する業者は皆無。クリーナーとは何と聞くと洗浄用などと言われるのがオチだ。

ユーザーが知りたいのは、どうやって汚れを洗浄できるのかである。

エアータイト社は発泡ウレタンスプレー缶を実験使用する機会が多いので、事務所を掃除するとき、作業場の掃除、車やバイクのメンテの時、ウレタン用洗浄液はなかなかの必須アイテムだ。あれば使う。無ければ用意する。

発泡ウレタンのユーザーにとって、ウレタンクリーナーはサブの商品。ウレタンクリーナーが現場作業の必需品なんて大嘘である。

発泡ウレタンの作業時に直感で「危ないか」「入れ過ぎたか」など発泡ウレタンをマニアックに使うとき、やはり、発泡ウレタンの液で周囲を汚すことが結構ある。20年以上の経験者でも汚すし汚れる。

こう考えると発泡ウレタンクリーナーを活用するプロでもある。発泡ウレタンで汚れたとき、瞬時に使用すべきか判断ができる。

ただし、発泡ウレタン洗浄液は魔法のスプレーではない。万能でもない。

固まる前に有効だが、そのウレタン汚れにスプレーすれば、よごれ除去が完璧ということにはならない。

発泡汚れは粘着性があるので直ぐに拭き取れば良いという感じでもない。上手な洗浄方法があるもの。

まずは、ウレタンの液の飛び散り具合や相手面の材質によって、洗浄液をどうやって使うのか判断する。

ムキになってウレタン汚れに何秒も大量にスプレーしても無駄なだけで意味がありません。

『発泡ウレタンのクリーナーってすぐに空になる』って言うユーザーはクリーナーの使い方が効果的ではない。

汚れは勢いで溶かすものではない。じっくりと溶かすものだ。

発泡ウレタン洗浄液の少量スプレーを2秒ほどして、泡の汚れが溶け広がらないように廃液処理(ティッシュではくっ付く)をウエスに洗浄液を染み込ませて軽く叩くように拭き取る方法が有効的。多量に無駄に洗浄液をスプレーしても効果は微妙だ。

ウレタン洗浄で一番嫌なことが『洗浄液で希釈された汚れのシミ』だ。廃液を拭き取った時に汚れが広がり可能性が少しある。洗浄面の材質が木材なのかプラスチックなのか鉄なのか塗装面なのかタイルなのか繊維なのか手肌なのか。

ウレタン洗浄液により希釈された汚れが残りやすい。このことからも飛び散ったウレタンがふわっとくっついている感じの汚れなら、手際よく泡を潰さないように『水を直ぐにスプレー』するのが応急策。

その後、数分くらい経つと半生で触れるようになる。そしてゆっくりとつまんで取る

そもそも、発泡ウレタンの汚れが飛び散らないように施工することの方が大切です。養生も大切です。

発泡ウレタンの泡の性質を把握し、焦らず施工し、クリーナーは持っていても使用しなくて済むような施工がルーティーンと言えます。

やがて、ノズルの汚れも、ガンの汚れも、洗浄液がなくても焦らなくなります。

発泡ウレタン
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