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不安が多い発泡ウレタン断熱工事は経験の浅い断熱業者は避ける、断熱材は職人の腕次第。

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断熱材の発泡ウレタンには現場発泡ができる吹付断熱材、ボード状の硬質ウレタンフォームがある。断熱材の種類の中でも断熱性能が高い発泡ウレタン断熱材を吹き付ける断熱材の工事とは、発泡ウレタン断熱材になる原料と吹き付ける専用装置を工事会社の職人さんが車両トラックに積んで建築現場まで持ってきて、倉庫やマンションの壁や住宅建築の壁などに直接吹き付け施工する断熱工事や結露防止の工事である。

現場発泡ウレタン断熱材の業者工事の作業は、まさに3Kで嫌われ者です。見方によって「きつい」「汚い」「危険」と言える仕事内容の現場発泡ウレタン工事。

好き好んでやる仕事ではないだろう。

発泡ウレタンの工事は昔も今も火災事故が多いため火気厳禁を徹底したり、宇宙服のような防護服で汚れから身を守るなど、なかなか、簡単そうに見えて簡単ではない作業と言えます。

さて、現場発泡ウレタンには断熱材としてのメリットもデメリットもあるわけですが、建築での断熱材選びでは、発泡ウレタン断熱材でなければならない理由は特にありません。

価格が特段に安いわけでもないですし、何倍も断熱性能が優れているわけでもありません。流行り廃りで採用する建設会社も多いですが、きちんと技術的な説明を受けておくことも後に重要となります。

断熱材を選ぶなら、もちろん、グラスウール断熱材でも良いし、ポリスチレンフォーム断熱材でも良いし、最低でも5年10年は施工経験を持つ職人さんも多い(きちんと施工できる職人が多い)ですし、基本である適材適所さえ間違わなければ、どんな種類の断熱材でも断熱効果は十分に得られます。

現場発泡ウレタンの施工は材料を切ったりは貼ったりする工事内容ではない。ウレタン原料を消化器の泡みたいに勢いよくスプレー噴射する感じの要領で作業は進む。

ウレタン施工の嫌なところと言えますが、ウレタン工事作業員が着る作業服の汚れ方は尋常ではないです。まさに、建築や土木の作業の種類中でも、トップクラスの汚れ具合です。

ウレタン作業員の小汚い汚れ方を見たら、ウレタン汚れを「何をどう失敗したらそんなに汚れるのか」「素人で下手だから汚れる」と感じることでしょう。

ウレタン作業後はなかなか近寄りがたい野蛮な汚れの感じになってしまいます。

缶タイプの発泡ウレタンなら割と清潔にコンパクトなウレタン作業が行えますが、現場発泡を機械装置で業者が吹き付けて使う二液性タイプのウレタンは結構、細かい汚れも周囲に飛び散り汚れます。

個人的な印象ですがウレタン作業員の汚れ具合を見てしまうと、ウレタン吹き付け職人は、もっと給料を沢山貰って良い仕事ではないかと感じます。

そんな中、最近のブログなどではウレタンが飛び散って汚れた防護服を着た作業員が一戸建の住宅断熱工事で作業している画像動画が興味本位でアップされることもありますが、その多くが見れたものではないくらい下手なテクニックだったり、格好悪くウレタン汚れも周囲に飛び散っています。

発泡ウレタンの吹き付け工事とは『最低でも3年からか5年以上は吹き付け経験を積んだ職人さんに』断熱の工事を担当して欲しいのは言うまでもない。

現場発泡ウレタンとは断熱性能が高いと言える材料なので、昔からマンションや倉庫などの結露防止の断熱材工事として『硬質(こうしつ)』の現場発泡ウレタンは意外にメジャーでした。

最近では、現場発泡ウレタンと言われていても戸建て建築で使われるようなタイプは、マンションや倉庫のウレタン断熱材とは少し種類の違うものが使われています。

実は、硬質と比較して、湿気や水には強くない軟質のタイプを壁の中に収まるように充填される感じで吹き付けながら、高発泡させて後から表面を削って仕上げるウレタン断熱材もあります。現場発泡ウレタンはどれも一緒など、一緒くたにしてはいけません。

100倍近く発泡する軟質系のものは、高性能な硬質の独泡タイプではなく、スポンジみたいな連続気泡のタイプです。断熱と言うよりも気密での断熱化が狙いであり、ここ最近は、戸建住宅の内断熱として徐々に施工され始めています。

硬質の発泡ウレタンは断熱性と気密性や防水性が性能面の注目ポイントです。また、音域は別としても防音性とかも同時に期待して良いと言えます。

発泡ウレタン断熱材の発泡工事は、宇宙服的な防護服を着用した職人さんが現場で、わーっと壁面などにダイナミックに吹き付ける断熱工事内容です。

ウレタン断熱施工の職人さんは2液性という化学発熱で固まる発泡ウレタンをメインで使います。

二液性発泡ウレタンは硬化時に湯気が出るほど発熱して固まるわけですが、当然、夏の現場では発泡熱で作業員は汗ダクになります。

ピット内や部屋の中でウレタン作業は思ったより過酷です。

戸建の場合、引越し屋さんで言う1日3件とウレタン工事の1日2件が怠さ的なイメージは近いものがあるかも知れません。

断熱業者がメインで用いる現場発泡ウレタン断熱材はスプレー缶式ウレタンとは親戚みたいな関係の材料ですが、しかし、湿気に強い独立気泡の硬質なのか、空気や水を通す傾向(水をたくさん吸うわけではない)の連続気泡なのか、気泡構造の違いから性能はだいぶ異なります。

発泡ウレタンと言っても、連続気泡のものは断熱用途以外の使いみちでは、適応具合が異なるので、一緒くたはダメ。

断熱業者用の吹き付け発泡ウレタン断熱材のウレタンフォームはメインが2液性の硬質発泡ウレタン。もしくは、100倍近く発泡すると言われている連続気泡の2液性の軟質発泡ウレタンがメインだ。

硬質発泡ウレタンであるスプレー缶の発泡ウレタンも業者用の2液性現場発泡ウレタンも基本性能は似ています。

ただし、作業性、発泡性、硬化プロセスが異なるので、プロから言うと全くの別物とも言えます。

缶タイプとは違って現場発泡ウレタン断熱材を吹き付け施工する工事で業者が使うものは2液性がメインであり、ウレタン原料がミストで舞うこともあります。人害を考え、防毒の防護服みたいな作業着を着た発泡作業員が施工しています。

尚、断熱用ではなく、業者施工の現場発泡硬質ウレタンフォームには、吹き付け用(断熱用)と、注入用(補強用)がある。※これらは個人用ではありません。

業者が施工するウレタン吹き付け工事やウレタン注入工事は、作業をリアルに生で見てみるとダイナミックで流石にインパクトだけは抜群です。

発泡ウレタン断熱材の場合は「見た目の断熱材がみっちり感」が好きな人にとってはウケはいいが、所詮、建築用の断熱材と言えば定番は断然に繊維系の『グラスウール』。

断熱材は断熱材としての性能というより、施工精度が肝心です。これを語れる施工業者も増えてきました。性能や数値に頼り過ぎるのはダメですので。

賛否両論ですがグラスウールのように多くの業者が施工慣れしているような断熱材を選ぶことも、施主としては正しい選択肢です。

2液性現場発泡ウレタンを施工する業者も増えてきましたが、熟練の業者がなかなか少なく、メーカーカタログなどの額面通りに、本当に隙間なく断熱をしてくれるかどうかは微妙です。

現実、プロの多いマンション断熱のウレタン吹き付け業者であっても、昔から吹き付け施工漏れ(細かな部位)は後からのチェックで現場監督や施主によって補修が指摘されてきました。

では、断熱材選びと断熱材施工について実際に何に注意すべきなのか考えてみます。

    1. 断熱材発泡ウレタンの吹き付けは施主が立ち会うべき。
    2. 断熱材発泡ウレタンは目に見えるところより入隅とか隙間に注意。
    3. 断熱材発泡ウレタンの補修は施主が目視チェックする方が確実。

発泡ウレタン吹付断熱材などの現場発泡ウレタンは、各メーカーがカタログで書いてある性能云々や能書きより、施工業者側による丁寧な施工仕上げの心構えの確認が大事なこと。材料任せにしない。

現場発泡ウレタンの断熱材は、建築現場に業者が来て、ドラム缶のウレタン原料、ガン機や接続ホースなど機械を駆使する人間がやる作業。

広い面のところは簡単そうだが、なかなか面倒である入隅の部分やサッシ枠付近などの施工は箇所によって発泡がボコボコで雑になります。それであっても、吹き忘れはダメなので、下手でも吹き付けてあれば一応は良しです。

ただ、様々な断熱材の工事で大切なことは『面倒な箇所こそ断熱性の確保』です。

施工チェックの際は誤魔化されないよう、施主は口うるさいくらいに、断熱と気密は丁寧に仕上げをきちんと指摘しておく必要があります。

発泡ウレタン断熱材の吹き付け工事は、全国で施工精度にバラツキと作業員の上手い下手の個人差が出やすい。

現場発泡ウレタンは硬質であれ軟質であれ、とても素晴らしい断熱材です。ただし、現場発泡ウレタンを断熱材で選択するならば、施主は施工精度のバラツキ(上手い下手)がでてしまう実態だけは納得しておかないといけません。

業者施工でも想像より見た目はイマイチな施工結果だと感じる方が大半です。性能は大丈夫ですが発泡ウレタン断熱材の施工後に次工程の工事屋さんに壁材で蓋をされると二度と施工結果を確認できなくなります。

目に見えるところだけ見せつけられるなんてことも多いと聞きますのでチェックは大切です。

人がやる作業だからメリットもデメリットもありますし、必ず、吹き忘れ、隅の部分、こういうところほど手抜きがない施工を確認する必要があります。

当然、業者にクレームや文句を言うのではなくて、気がついた欠損部位は一緒に断熱補修する気持ちが大切なことですね。

目に見えるところだけでもきちんと施工してあれば全体的な断熱性能は一応クリアなのかも知れませんが、他人事でないなら、丁寧な断熱材施工ができていない部位は絶対に指摘しておきたいところです。

発泡ウレタンの断熱材である吹き付け発泡ウレタンは、実際に、できあがったものを見たり、触ったりしてみると、ユニークな印象を持つものの、SNSでも業者施工で失敗している建築現場も結構多くあるらしい。

2液性の吹き付けとは塗料でも発泡ウレタンでも同じようなことだが、ちゃんとした経験者や熟練の人が吹き付けの作業をしないと、だめな結果が多い。

一番嫌なのは反応不良状態のまま施工された箇所だ。素人には見分けがつかない。

気候風土、天候や季節、気温でも原料反応が悪くなったり、綺麗に発泡させること自体ができなかったりなどと、どんなに有名で高級な機材を持っていてもノウハウが必要。

癖はあるにせよ、どこのメーカー原料を使っても同じことだろう。建築分野の2液性発泡ウレタンは、簡単そうに見えて、なかなか難しい材料である。ノンフロンは特にそうである。

初心者の職人や吹き付け施工が下手な業者でも、後からウレタンカッターで表面を削っちゃえば、上手、下手は誤魔化せる。まあ、そんな実際にはそんなレベルだ。

しかしながら、ウレタン原料反応の見極めだけは、削っても誤魔化すことはできないだろう。

プロなら発泡ウレタンの表面の色を見ただけで分かる。発泡ウレタンを触った感じで反応の悪さも分かる。

これが2液性の癖だ。現場発泡ウレタンを業者に依頼するなら、メーカー名やブランド名ではなく、その地域慣れした最寄りの断熱業者を選び、会社の大小規模問わず、施工費が少し高くても、5年や10年ほど施工経験を持つような職人に施工依頼すれば間違いない。

発泡ウレタンを使った吹付断熱材の工事は、最近は目立っているけど、実際には、断熱工法として採用している建築現場の割合は多くない。その理由とは。

現場発泡の発泡ウレタンの工事なんかより、繊維系のグラスウールやロックウールを採用している建築現場が大半の模様。

価格なのか。結局、断熱材の断熱性能なんて机上の空論となる性能だ。どう考えても接着する現場発泡ウレタンの方が効果的に◎と思います。

それにしても、2液性発泡ウレタンの吹き付け工事の普及って、あと一歩のところで伸び悩んでいるのは何故か。

ウレタン吹き付け工事がもっと採用されていてもおかしくない工法だと思っています。普及に足踏みしているのかがどうしても分かりません。

断熱材選びは難しい。グラスウールやロックウールなどを取り扱っているメーカーや業者の方が、吹付断熱材の販売企業よりも営業パワーがあるのか。営業姿勢のレベル、実績、熱意の差か。

現場吹き付け発泡ウレタンの悪いところ、まずは、見た目。

繊維系や断熱パネルの工事ならば割と現場も綺麗なんですが、2液性発泡ウレタンって外見はボコボコで、すっごい雑。

発泡ゴミを見れば一目瞭然で現場が汚い。

これは施工プロセスなので断熱性能に影響は無いにせよ、高いお金を出して住まれる施主の方々が、何を想って断熱工法を選ぶのか、採用した工法をどのように自慢したいのか、施工現場を見て納得や安心をしたいのか、どのように断熱と施工を満足したいのか、 など親身で原点に立った提案がこれからもっと必要となりそうだ。

スプレー缶発泡ウレタンの普及啓発を唱える専門家として、数年前、発泡性能で推奨すべき観点や利点で大きな誤りに気が付く出来事がであった。吹付断熱材での用途は主軸ではない。

以前、農業関係のお客様と、ある部分に1液性発泡ウレタンを施工して、断熱保温性の比較テストをした結果。

発泡ウレタンとの性能比較は藁(ワラ)です。そう、美味しい水戸納豆を包んだりして使われている藁です。

最強の断熱材なんて謳う業者もいますが、現場発泡ウレタンは藁(たぶん稲わら)に断熱結果が負けてしまうという結果もあるわけです。

断熱性能があろうとなかろうと、さすがに発泡ウレタンの着目すべき性質について視野に盲点があるとダメ。詳細は割愛しますが断熱性能ばかりを気にしてもだめです。

吹付断熱材にせよ、断熱材選びで熱伝導率の数値なら硬質発泡ウレタンはハイレベル。しかし、断熱性能と断熱結果は決して同じではない。断熱は自然のパワーとの闘いでもある。

断熱の信ぴょう性は、机上データ、教授の論でもないだろう。もちろん、頭脳派の方々はこういった数値が好きなのも理解できる。神経質に過剰なまで断熱施工を期待したり、悩むほどの断熱材選びは一切不要である。

どんな断熱材でも断熱材だ。適所に、見合ったコスト、親切な人が施工すれば十分なはず。

そして、地球では天候、お日様のパワー、日が昇り日が沈む、この地球の常識と断熱は戦ってはいけない。

自然のチカラとか、自然の作用とかやっぱり最強であって、材料や素材の良さを発揮させるには施工技術の工夫が必要だ。

おすすめできる断熱の提案や断熱工法の選択とは、机上の論とかカタログ数値で決めることではないかも知れない。カタログに書いてあるようなその数値が安心できない。

現場発泡ウレタンは、吹き付けして、はい、おしまい、ではダメ。断熱材の断熱仕上げ材であるエアータイトフォームで断熱補修や気密補修を徹底してこそ、完成だ。

お客様と自分たちが良いものをどのように感じ、どのようにお客様にお勧めするのかの追求は、コスト削減とかで売り込むことしかできない営業マンの低価格競争とは、だいぶ次元が違う。

発泡ウレタン
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