発泡ウレタンの燃焼性に注意、耐熱性では硬質ウレタンは火に強くないが熱に弱くもない。

発泡ウレタンの燃焼性や耐熱性や耐火性は期待しない。発泡ウレタンに温風、熱風をあてる実験をしてみた。ホットエアーガンで温度を100℃以上に設定し、温度を高くしていくと発泡ウレタンはどんな感じになるのか。

発泡ウレタンは燃えるもの。耐火性はなく、不燃材料でもないですが、発泡ウレタンは果たして何℃ほどで燃えようとするのか実験をしてみる。

発泡ウレタンには断熱性はありますが、耐火性もなく、不燃材料でもないことを、正しく認識してもらうため、以前からユーザーに警鐘をしてきましたが、この業界の原料メーカー並びに販売経由で儲けている商社などの多くが現場発泡ウレタンのメリットばかりを謳い、間違った認識で発泡ウレタンが採用されていることにも疑問を唱えてきました。

発泡ウレタンは良い材料ですが、化学製品であり、業界ではなかなかタブーに触れない売り方をするのも問題です。燃えるのが悪いのでもなく、耐火性がないのが悪いのでもなく、きちんと説明して採用を営業できない人的な問題が見え隠れしています。

さて、硬質発泡ウレタンには海外の規格でB1やらB2やB3、日本でに難燃2級や3級といった難燃性のものもあるが、一番燃えにくいものでもライターで簡単に燃える。

発泡ウレタンの難燃クラスでも、ほぼ、あてにはならない。難燃二級だろうが容易に燃えると思った方が良い。

今回は画像のホットエアーガンを使って燃焼実験を試してみる。ホットエアーガンとはドライヤーみたいなもの。

髪を乾かすドライヤーとは異なり、大体50℃~500℃くらいまで温度設定ができるドライヤー。実験マニアにとってはなかなか便利な器材です。

では、発泡ウレタンの燃焼実験を開始します。

固まった発泡ウレタンの表面温度を徐々に上げていく。

結論からいうと、ホットエアーガンの温度表記が300℃あたりから発泡体にヒビ割れが始まり、450℃になるころには茶色に変色し、地割れのように亀裂がゆっくりと広がっていく。

発泡ウレタンの燃焼温度はもう少し上であろう。300℃では煙は出てくるけど引火はしない。溶ける感じでもない。

知ったかぶりの工務店や材料業者が人の情報コピペで発泡ウレタンは400℃前後が引火点とか知ったかぶりで言うケースも見受けられるが、発泡ウレタンは300℃程度では発火したり引火はしません。

ホットエアーガンで温風450℃まで上昇させた結果では発泡ウレタンの燃焼は余裕を見ても400から500℃付近か、もう少し低い温度で燃えると思って良いだろう。

発泡ウレタンの発泡体は温度250℃くらいまでは外観変化は感じないが、触る(棒で突くと)とやや柔らかくなっている。

話は異なるが発泡体の温度云々ではなく、発泡ウレタンスプレーの缶自体だが、缶はぬるま湯に入れたり、ヒーターで温めたりなどの強制加温は絶対に行わないこと。

発泡体の燃焼性ではないが、エアゾール缶は加熱すると成分変化やガス漏れ、水にぬらすと錆の発生や缶の強度低下を招く恐れがあり、最悪の場合、爆発や大事故につながるので絶対に温めたりしないこと。

発泡ウレタンスプレー缶は一度でも著しく強制加温したものは、内容の原料成分に変化が生じ、吐出バランスを崩して噴射ガスが抜けたりします。

缶の内部で原料が反応を起こしてバルブ部分に樹脂膜詰まりを形成するなど、正常に発泡吐出や発泡硬化できず、正常に最後まで使用できなくなることがあります。

さて、発泡体の話に戻りますが、発泡ウレタンは熱に弱いとか火に弱いとか思われがちだが、一般的な材料と比べて燃焼性が劣るような危険性はないと思われる。

ただし、気泡、空気を含む硬化物なので、下方に火がついたら燃えやすい。

尚、固まる前の泡は確実に燃えやすい。発泡ウレタンが固まるまで火気厳禁は当然のことだが、固まってからも不燃ではないので、付近で溶接したりタバコを吸ったりなどせず、火事や火災には要注意である。