発泡ウレタンスプレー缶の勉強開始から早いもので20年以上経った。世界中の発泡ウレタンを学びながら日本市場向けに発泡ウレタンの商品化、施工技術の確立、販売業務に特化した結果、得たことは何か。
昔からなのか、今でもなのか、発泡ウレタンの仕事で接してきた世界の人たちは、自分自身の商品や自分たちのブランドへの想い入れより、会社への想いが強い。
会社規模、会社の施設へのアピールとかの自慢が強い印象を持つ。経営で成功された立場の方々は、人材スタッフの自慢はしない。思っていないからだろう。
儲けて得た物や、儲けて得た施設、規模の自慢ばかりだ。
- ご立派な会社は儲けで得た会社の規模とか施設を紹介したがる。
- 日本では、貢献してきた大切な人材を自慢する会社は少ない。
- 首都圏と地方の会社の違いは、やっぱり、人の温かみ(これが好き)。
世界とは異なり、日本の首都圏における中小中堅の企業でありがちな担当者変えが気にくわない。長年思うが、大手と零細企業では腰を据えている部分が違う。
背伸びしたがる中堅会社の多くは人材を愛さず。誰でも仕事ができるようなシステムを考えがちだ。技術は人間関係こそが大切だと感じる。
発泡ウレタンというニッチなテーマだが、施設や規模の自慢ばかりが目立つ日本企業。スタッフや働いてくれている人材の能力で会社を自慢することは殆どない。
首都圏の会社では綺麗な会社のカウンター、綺麗な会社施設、会社規模を自慢するケースが目立つ。これはこれで悪くはないだろう。
反面、地方の会社では、そういった自慢はせず、地道さ、人間性や個性を強調されることが多いような気がします。
発泡ウレタンスプレー缶を販売提供する仕事を通じ、発泡ウレタンスプレー缶を知るプロとして心掛けたいことがある。会社規模は小さくても、大きな声で、少しでも立場を明確にながら提案を続けたいものだ。
発泡ウレタンの仕事でヨーロッパ北欧に出張してきた。やはり、世界でも、町の良さ、村の良さがある。
暖かい国の良さ、寒い国の良さ、陽気な人、紳士な人、いろいろだが日本の良さは何なのかよくわからない。バブル期のイメージが強すぎる。
地方経済が良くならなくては何もイメージが変わらないのは事実だろう。見た目や格好を気にせず、地元の屋台、地元の商店の活気こそが最強だ。
こういったことが世界経済のリードにつながると感じている。発泡ウレタンのエアータイト公式サイトでも主義主張しているが、日頃の心構えを大切にし、実績を伸ばし、喜ばれ、信頼性を今以上に良くしたいと思う。